
中学受験で偏差値50ってどうなの?
ふつう?



普通じゃありません!
高校受験の偏差値に換算すると60~65相当なので、めちゃくちゃすごいです!



なんでそうなるの?



一言で言うと、中学受験は受験者のレベルが高いからです。
今回は中学受験の偏差値について詳しく解説します。
中学受験の偏差値50・55・60の凄さを解説





偏差値は相対評価です。
偏差値50とは「受けたテストの平均点」ということ。そして、受けた人全員の頭が良ければ、偏差値50でもすごい、ということです。
中学受験の模試を受けるのは「小学校のクラスの一部の子」です。 地域にもよりますが、小学生全体の15〜20%ほどで、「すでに勉強を頑張っている子たち」の中での順位を競っているため、中学受験の偏差値50は、公立小学校のカラーテストであれば常に90〜100点を取れるレベルに相当します。高校受験の偏差値に換算すると「+10〜15」くらいになるとも言われています。
・高校受験の模試:勉強が得意な子から全く勉強をしない子まで、「中学生のほぼ全員」が受けた中での平均点。
・中学受験の模試:公立小学校のクラスで、すでに勉強をたくさんしている「15〜20%の意欲の高い小学生だけ」が受けた中での平均点。



中学受験は一部の人しか受けないから、その中で平均(偏差値50)だとすごいってことね!
偏差値50:基礎が定着している「努力の証」
- 立ち位置: 中学受験生の中で「真ん中(上位50%)」。
- 凄さ: 小学生が遊ぶ時間を削り、塾の膨大な宿題をこなし、難しい特殊算(つるかめ算など)や膨大な理社の暗記を「標準レベルまで完璧に身につけている」状態です。
- 特徴: 決して「普通」ではなく、「中学受験の厳しいカリキュラムにしっかりついていけている優秀な層」です。この層の中学校は、入学後の面倒見が良い学校も多く、大学進学実績も侮れません。
偏差値55:応用問題にも立ち向かえる「上位約30%」
- 立ち位置: 100人中、約30番目(上位30%)。
- 凄さ: 偏差値55の最大の凄さは「基礎・標準問題を、模試の緊張感の中で1問も落とさずに確実に仕留められること」。中学受験の膨大な範囲の基礎を、穴なく完璧にマスターしている証拠です。
- 特徴: GMARCHの附属校や、地域の人気上位伝統校がリアルに射程圏内に入ってきます。公立小学校の基準から見れば、まさに「誰もが一目置く学年の優等生」と言っても過言ではありません。
偏差値60:才能と圧倒的努力が掛け合わさった「上位約16%」
- 立ち位置: 100人中、約16番目(上位15.8%)。6人に1人のエリート。
- 凄さ: いわゆる「難関校」と呼ばれる学校を目指せるレベルです。基礎・応用ができるのは当たり前で、「大人でも頭を抱えるような難問を、限られた時間内で正確に処理するスピードと深い思考力」を持っています。
- 特徴: 単なる暗記や反復練習だけでは到達しにくく、物事の本質を理解する力や、圧倒的な学習量が求められる領域です。世間一般から見れば、まさに「雲の上の存在」と言っても過言ではありません。
各塾・模試の偏差値比較表(合格率50%基準)



ですが、中学受験の偏差値は受ける模試によっても変わってきます。



中学受験をする全員が同じ模試を受けるわけではないんだね。



そうです。
基本は通っている塾の模試を受けます。
受験者層は
・サピックス:最上位層
・四谷大塚=日能研:中堅層
・ONEテスト:標準層
という感じです。
サピックスや四谷大塚などは、塾のカリキュラムについていくだけでふるいにかけられるほどレベルが高く、その分模試を受ける層のレベルも高くなるので偏差値も低く出やすいです。
| 学校のレベル感 | サピックス (50%判定) | 四谷大塚・日能研(Bライン/R3) | 市進(定例試験50%) | ONEテスト(旧 首都圏模試50%) | 凄さの目安・ターゲット校 |
| 最難関校レベル | 55〜58 | 60〜63 | 62〜65 | 70以上 | 圧倒的なトップ層(御三家・最難関国立など) |
| 難関校レベル | 50〜53 | 55〜58 | 57〜60 | 65〜68 | 上位15%の秀才(MARCH附属・早慶系・人気上位校) |
| 有名上位校レベル | 45〜48 | 50〜53 | 52〜55 | 60〜63 | 上位30%の優秀層(日東駒専附属・有名中堅上位校) |
| 中堅実力校レベル | 40前後 | 45〜48 | 47〜50 | 55〜58 | 中学受験生の平均層。公立小なら常にトップクラス |
| 基礎堅実校レベル | 35前後 | 40〜43 | 42〜45 | 50〜53 | 基礎をコツコツ固めて挑む、ポテンシャルの高い層 |


中学偏差値 vs 高校偏差値【比較表】



中学受験は『選ばれた精鋭』の中での戦いですが、高校受験は『中学生全員』の中での戦いです。偏差値は高校の方が高く出やすいです。
四谷大塚の中学偏差値 vs 高校偏差値を比較してみると中学受験で偏差値50・55・60がいかに凄いかが分かります。
| 中学・高校(首都圏) | 中学偏差値(80%) | 高校受験の偏差値(目安) |
|---|---|---|
| 【東京】 開成、桜蔭、早稲田実業 【神奈川】 聖光学院、栄光学園 【千葉】 渋谷教育学園幕張、市川 【埼玉】 栄東、開智 | 65~70超 | 73〜78 |
| 【東京】 海城、吉祥寺女子 【神奈川】 浅野、洗足学園 【千葉】 昭和秀英、県千葉 【埼玉】 浦和明の星女子、 | 60~64 | 70~73 |
| 【東京】 学習院女子、世田谷学園 【神奈川】 逗子開成、神奈川大付属 【千葉】 芝浦工大柏 【埼玉】 淑徳与野、大宮開成 | 55~59 | 65~70 |
| 【東京】 安田学園 【神奈川】 山手学院、湘南白百合 【千葉】 専大松戸 【埼玉】大宮開成西 | 50~54 | 60~65 |
| 【東京】 獨協、実践女子 【神奈川】 関東学院 【千葉】 麗澤、国府台女子 【埼玉】星野学園 | 40~49 | 55~65 |
※数値はあくまで目安です。地域や高校受験の模試などによって変動します。



こうして見ると、中学受験で偏差値50や55を取ることは、高校受験で偏差値65〜70の難関高校に合格するのと同等の学力を証明しているのと同じです。
中学受験の偏差値50・55・60の凄さまとめ


・偏差値というのは相対評価
・中学受験の模試を受けるのは一部の人で、その中で偏差値50は凄い。
・模試によって偏差値は違う
・中学受験の偏差値は高校偏差値より-10~-15低く出る。
偏差値50・55・60の凄さ
・偏差値50:中学受験の厳しいカリキュラムにしっかりついていけている優秀な層
・偏差値55:誰もが一目置く学年の優等生
・偏差値60:雲の上の存在


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