
外部模試を受けるメリットは?
受けたほうがいい?
どこの模試が良い?



今回は外部模試の比較(人数・難易度など)やメリットを紹介します。
中学受験において、普段通っている塾のテスト(市進なら定例試験など)だけでなく、「外部模試」を受けるべきかどうかは、多くの親御さんが悩むポイントです。
結論から言うと、「全員が必ず受ける必要はないが、目的があるなら受けたほうがいい」となります。特に対象となるのは6年生です。
外部模試を受ける3つのメリット


① 「本番の会場」で場数を踏める(最大のメリット)
普段の塾の教室とは違い、外部模試は「実際の私立中学校の校舎」を会場として使って実施されることが多いです。
- 見知らぬ受験生に囲まれた重苦しい空気
- 初めて行く学校への移動や、慣れないトイレ、こういった「入試本番さながらの緊張感」を何度も経験しておくことで、本番で実力を出し切るための強いメンタル(試験慣れ)が育ちます。もし志望校が会場になっていれば、これ以上ないシミュレーションになります。



試験会場では試験中に学校説明会が行われます。試験会場が志望校の場合は参加しましょう。(事前申し込みあり)
② より正確な「全体の中での立ち位置」がわかる
通っている塾の規模によっては、受験者の学力層が偏ることがあります。 四谷大塚の「合不合判定テスト」や日能研の「全国公開模試」、あるいは「ONEテスト」など、何万人もの受験生が受ける大規模な外部模試を受けることで、塾という狭いコミュニティを超えた首都圏全体での本当にリアルな偏差値や志望校判定を知ることができます。
③ 併願校(すべり止め)選びの基準になる
自塾のデータだけでは合否の予測が難しい学校でも、分母の大きい外部模試のデータを見ることで、「この学校なら確実に安全圏だな」という客観的な判断ができ、確実な併願戦略を立てやすくなります。
外部模試比較





どこの模試を受けるかは、志望校のレベルで選ぶのが良いでしょう。
| 模試名(主催) | 1回あたりの受験人数(目安) | 問題の難易度 | 主なターゲット層 | 偏差値の出方(同じ学力の場合) |
| サピックスオープン (SAPIX) | 約5,000 〜 7,000人 | 🔥🔥🔥 極めて高い | 御三家・最難関校・難関校を目指す層 | かなり低く出る (他模試より-10〜15) |
| 合不合判定テスト (四谷大塚) | 約14,000 〜 15,000人 | ⭐️⭐️⭐️ 標準〜応用 | 中堅校から難関校まで(中学受験の標準指標) | 標準的 (首都圏の基準値) |
| 全国公開模試 (日能研) | 約10,000 〜 12,000人 | ⭐️⭐️⭐️ 標準〜応用 | 中堅校から難関校まで(全国規模でカバー) | 標準的 (四谷大塚とほぼ同等) |
| 合格ONEテスト (ONETES / 旧首都圏模試) | 約12,000 〜 15,000人 | ⭐️⭐️ 基礎〜標準 | 塾に通い始めた層、中堅校・公立中高一貫校 | 高く出やすい (他模試より+10以上) |
🔍 各模試の詳しい特徴と違い
1. サピックスオープン(SAPIX)
- 特徴: 最難関中学への高い合格実績を誇るSAPIX生が中心となって受ける模試です。思考力や記述力を問われる難問が多く、問題のレベルは4つの中でダントツに高いです。
- 人数: 1回あたり5,000〜7,000人程度と他より少なめですが、受験者の大半が最難関レベルを目指す上位層です。
- 偏差値: 母集団のレベルが非常に高いため、偏差値は厳しく(低く)出ます。サピックスでの「偏差値50」は、四谷大塚や日能研の「偏差値60〜65」に相当します。
2. 合不合判定テスト(四谷大塚)
- 特徴: 半世紀近い歴史を持つ、首都圏私立中学受験の「ものさし(スタンダード)」となっている模試です。四谷大塚の塾生だけでなく、提携塾(早稲田アカデミーなど)の生徒も一斉に受験します。
- 人数: 首都圏最大級の規模(1回あたり約1.4万〜1.5万人)を誇り、データの信頼性が極めて高いです。
- 偏差値: 受験生全体のバランスが良いため、ここで出た偏差値が一般的な「中学受験の偏差値(80%合格ラインなど)」として広く使われます。
3. 全国公開模試(日能研)
- 特徴: 大手中学受験塾の日能研が主催する模試です。基本から応用までバランスよく出題され、記述問題の質にも定評があります。首都圏だけでなく、関西や東海など全国に強いネットワークを持っています。
- 人数: 1学年で約1万人以上が受験しており、四谷大塚に並ぶ大きな母集団を持っています。
- 偏差値: 受験生の層が幅広いため、四谷大塚とほぼ同等の標準的な偏差値が算出されます。中堅校〜難関校の判定に非常に適しています。
4. 合格ONEテスト(ONETES / 旧:首都圏模試)
- 特徴: 教科書レベルの基礎から、少しひねった標準問題が中心の模試です。他塾の模試が難しすぎて自信をなくしてしまいそうな時期や、中堅校・中上位校、あるいは公立中高一貫校(適性検査型も別であり)を目指す受験生に最適です。
- 人数: 1回あたり約1.3万〜1.5万人と、四谷大塚に匹敵する非常に多くの受験生が参加します。
- 偏差値: 上位塾(SAPIXなど)の生徒があまり受けず、基礎〜中堅層の受験者が多いため、偏差値は高めに(甘めに)出ます。他の模試で偏差値40〜45程度の子が、このONEテストを受けると偏差値55〜60以上になることがよくあります。
【判断基準】模試は受けたほうがいい?不要な場合とは



模試は受けた方がいいいと思いますが、何個も受けるのはおすすめしないです。
🌟 受けるべきケース
- 第一志望の学校が、通っている塾の得意ゾーンより上の場合(例:市進で最難関・御三家クラスを目指す場合、サピックスや四谷大塚のオープン模試に挑戦して上位層の厚みを知る必要がある)。
- 試験会場が志望校の場合
- 子どもが極度の緊張しいで、本番が心配な場合。
- 塾のテストの成績が、本当に信用していいかセカンドオピニオンが欲しい場合。
❌ 無理に受けなくていいケース
- まだ小4・小5の段階(まだ習っていない範囲が模試に出て、点数がとれずに自信をなくすリスク、ちゃんとした判定が出ない場合があります。基本は小6からで十分です)。特に市進は他の塾に比べて進みが遅いため、やっていない範囲が出ることがあります。
- 毎週の塾の宿題やテスト直しだけで、親子ともにキャパオーバーになっている場合(外部模試を入れることで、復習が追いつかなくなり消化不良を起こします)。直しをやらないと意味がありません。
💡 外部模試を受ける時の注意点とまとめ
- 外部模試の注意点
- お子様のレベル・志望校に合った模試を選ぶ
- スケジュールの詰め込みすぎに注意
- 偏差値の「数字」だけを鵜呑みにしない
- 「判定」よりも「間違えた問題の質」を見る
- 模試のレベル
- サピックス【最難関校】
- 四谷大塚・日能研【中堅~難関校】
- ONEテスト【標準~中堅校】
「外部模試は、結果(偏差値)を見て一喜一憂するためのものではありません。一番の価値は、『本番と同じ緊張感を体験すること』と、『自塾では気づけなかった苦手分野(穴)を見つけること』です。 偏差値が下がっても『本番じゃなくて良かった!伸びしろが見つかった』と親がドンと構えてあげましょう。」
このような構成にすると、メリットだけでなく、親御さんの不安に寄り添った非常に有益なブログ記事になりますよ!


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